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NY原油(16日):反落、1カ月ぶり安値-リビアの輸出再開を警戒

16日のニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が反落。リビアとナイジェリアが原油輸出を再開すれば世界的な供給過剰がさらに進むとの見方から、1カ月ぶり安値に下げた。国際エネルギー機関(IEA)は今週、供給過剰の解消にはこれまで予想されていたより時間がかかるとの見方を示した。

  プライス・フューチャーズ・グループ(シカゴ)のシニア市場アナリスト、フィル・フリン氏は「閉鎖されているリビアの積み出し港から輸出が再開されるとのニュースが伝わり、原油は下げている」と指摘。「輸出の増加分は世界的な供給超過に加わることになる」と続けた。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は前日比88セント(2.00%)安い1バレル=43.03ドルで終了。終値としては8月10日以来の安値。週間では6.2%下げた。ロンドンICEのブレント11月限は82セント(1.8%)下げて45.77ドル。

原題:Oil Falls to 1-Month Low as Nigeria, Libya Poised to Swell Glut(抜粋)

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