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メルケル独首相、ドイツ銀行への公的支援の可能性排除-フォークス誌

  • 首相はドイツ銀と米司法省との問題へ介入しない姿勢-同誌
  • ドイツ銀の広報担当者と政府報道官はコメントを控えた

ドイツのメルケル首相は、2017年9月の総選挙まで1年となる中、ドイツ銀行への公的支援の可能性を排除した。ドイツ誌フォークスが複数の政府当局者を引用して伝えた。

  メルケル首相はまた、ドイツ銀が住宅ローン担保証券(RMBS)販売をめぐり調査を決着させるため最高140億ドル(約1兆4100億円)の制裁金支払いを米司法省から求められた問題についても介入しない姿勢だという。独政府報道官は24日、この報道にコメントを控えた。ドイツ銀の広報担当者もコメントしなかった。

  ドイツ銀の株式時価総額は今年に入って半分近くに減少しており、同行の財務力には同国政治家の間でも懸念が浮上している。事情に詳しい関係者2人によれば、社会民主党(SPD)の金融問題を担当する議員が20日開いた非公開の協議で、バーゼル銀行監督委員会の金融規制に関する議論と並びドイツ銀の問題が取り上げられた。

原題:Merkel Rules out Assistance for Deutsche Bank, Focus Reports(抜粋)

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