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米政府閉鎖は7日目に、交渉進展伝えられず-連邦職員に打撃

米政府当局者によると、トランプ大統領はペンス副大統領やマルバニー大統領首席補佐官代行らと政府機関閉鎖を巡る交渉行き詰まりについて、ホワイトハウスで議論した。

  今月22日から始まった政府閉鎖の終結に向けた交渉進展は伝えられておらず、28日で7日目に入った。

  交渉に詳しい関係者1人によると、ペンス副大統領は先週シューマー民主党上院院内総務に対し、国境警備で公式に要求する50億ドル(約5500億円)の半分に当たる25億ドルを暫定予算案に盛り込むことで大統領が合意するだろうと伝えた。

  だが、シューマー氏と次期下院議長に就任する見通しのペロシ氏はトランプ政権に新たな壁の建設を認めず、国境警備に13億ドルを振り向ける提案に固守している。

  一部の連邦政府職員は政府閉鎖の痛みを感じている。メキシコとの国境の壁を巡るトランプ大統領と民主党の対立が続けば、政府閉鎖の対象である連邦政府省庁の職員が来年1月11日の次回の給料を逃すことになる。

  全米財務省職員組合のトニー・リアドン委員長は27日のインタビューで、「家賃の支払いが心配で、購入済みのホリデーシーズンやクリスマスの贈り物を返品すると言ってくる組合員がいる」と指摘し、「議会は政府閉鎖を解除するために全力を尽くすべきだ」と述べた。

原題:Some Federal Workers Feel Pinch as Shutdown Enters Seventh

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