コンテンツにスキップする
Subscriber Only

雑貨販売の名創優品、約1070億円規模のIPOを計画-関係者

  • 上場先は香港、または米国になる可能性-関係者
  • 名創優品は三宅順也氏と葉国富氏が2013年に共同創業

中国などで雑貨販売を手掛ける名創優品が約10億ドル(約1070億円)規模の新規株式公開(IPO)を計画している。複数の関係者が明らかにした。

  非公開情報だとして匿名を条件に話した関係者によると、名創優品はIPOに向けて複数の銀行と交渉している。スケジュールは固まっていないが、上場先は香港、または米国になる可能性があるという。

  名創優品のウェブサイトによると、デザイナーの三宅順也氏と中国人起業家、葉国富氏が2013年に共同で創業した同社は日本で商品を設計。中国や米国、ブラジル、アラブ首長国連邦(UAE)、ロシアなど80カ国に3500店余りを展開している。 18年の売上高は170億元(約2640億円)。

  テンセント・ホールディングス(騰訊)とヒルハウス・キャピタルは昨年、名創優品にとって初となる外部からの資金調達ラウンドで10億元を出資した。

  IPOを巡る協議は初期段階にあり、規模などの詳細は変わる可能性もあると関係者は話した。名創優品の担当者はブルームバーグに電子メールで、昨年1月にIPOを計画していると発表した後、新たに公表できる情報はないと説明した。

  名創優品は良品計画が運営する「MUJI」と比較されることがある。

原題:Muji Competitor MINISO Is Said to Plan $1 Billion IPO(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE