スイス名物は銀行と腕時計だけじゃない、隠れた番付で退屈の評判返上
Hugo Miller英国のヘッジファンドマネジャーは文化とナイトライフの欠如を理由にスイス金融センターを敬遠しているが、実はスイスにはロンドンと競い合っているものがある。コカイン消費量だ。
廃水に含まれるコカインの残留物によってランク付けしたコカイン消費量で、チューリヒとジュネーブは欧州の60都市中2位と5位。さらにバーゼルとザンクトガレン、首都ベルンを加えるとこの番付の上位10のうち半分がスイスの都市だ。欧州薬物・薬物依存監視センター(EMCDDA)が調査をまとめた。
2016年に2位だったロンドンは17年の番付からは姿を消していたが、これは廃水の調査を実施するリソースがなかったためだという。一方のスイスは同国の科学者が調査に協力的だったことも消費量が多く出た一因だとリスボンのEMCDDAで分析を手掛ける科学者、ホアオ・マティアス氏が述べた。
いずれにせよ、スイスはちょっと退屈だという評判は真実ではないかもしれない。
原題:Bankers, Watches, Cocaine? Switzerland Tops Other Snow Ranking(抜粋)
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