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韓国・文在寅大統領の支持率、過去最低を更新-法相辞任後の世論調査

  • 支持率は就任後最低の39%に低下、不支持率は53%-韓国ギャラップ
  • 文政権を支持しない主な理由は経済失策や人事

韓国の文在寅大統領の支持率が39%に低下し、就任後の最低を更新した。韓国ギャラップが18日発表した世論調査が示した。この数日前、大統領は側近の曺国(チョ・グク)法相の辞任について謝罪を表明していた。

  支持率は前週の43%から低下した。支持しないとの回答は53%に上った。不支持の主な理由として経済失策や人事が挙げられた。文政権にとっては景気低迷や日本との貿易管理を巡る摩擦、北朝鮮が南北協議に応じないことなどに加え、曺氏の辞任もさらなる重しとなっている。

Key Speakers During The United Nations Climate Action Summit

文在寅大統領

写真家:ケビン・ハーゲン/ブルームバーグ

  文大統領は、曺氏の親族が金銭疑惑などで司法当局の捜査を受けているにもかかわらず、同氏の法相任命を9月9日に強行。曺氏が自身の影響力を利用して娘を有名大学に不正入学させたとの報道に学生らが反発し、抗議デモは大学のキャンパスにも広がっていた。

  文氏の支持率は2017年の就任時には80%を超えていた。

原題:
South Korea’s Moon Sees Approval Rating Hit New Low Amid Scandal(抜粋)

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