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グロース氏のファンド、今年上半期に金利先物で1.53億ドルの大損失

債券投資家のビル・グロース氏

債券投資家のビル・グロース氏

Photographer: Patrick T. Fallon

債券投資家のビル・グロース氏は今年上半期に自ら運用する債券ファンドで先物投資に大規模なレバレッジをかけたが、金利先物への投資が大損失を被る結果になった。

  監督当局への届け出によれば、グロース氏が運用する「ジャナス・ヘンダーソン・グローバル・アンコンストレインド・ボンド・ファンド」の平均先物投資は1-6月で13倍に膨れ上がった。

  このうち金利先物投資で約1億5300万ドル(約171億円)の損失を出した。同ファンドは5月29日には3%下落と大幅な下げを記録。グロース氏は米国債とドイツ債との利回り差が縮小するとの見方が外れたことが影響したと述べた。届け出によれば、グロース氏は先物を使ってこの見方に倍賭けしていたことが示唆された。

  ジャナス・ヘンダーソン・グループの広報担当エリン・パサン氏はコメントを避けた。グロース氏にコメントを求めたが返答は得られていない。
  
原題:Gross’s Losses Mounted in First Half After Loading Up on Futures(抜粋)

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