米ユナイテッド株が2009年以来最大の下げ、業績見通しに失望感
Michael Sasso米ユナイテッド・コンチネンタル・ホールディングスの株価が19日、8年ぶりの大幅安となった。同社が来年、業績改善策をどう軌道に乗せるのかウォール街のアナリストは懐疑的な見方を強めている。
今四半期の利益見通しが失望的な内容だったことから、電話会議ではオスカー・ムニョス最高経営責任者(CEO)に対しアナリストは2018年の事業拡大計画に厳しい質問を投げかけ、利益改善の見通しにも疑問を呈した。
JPモルガン・チェースによれば、10-12月(第4四半期)についてユナイテッドは利益率を5%未満と予想しており、業界トップのデルタ航空にさらに引き離される見通し。会社側の営業利益見通しを基にすると、ユナイテッドの利益率はデルタを7ポイント下回ることになると、JPモルガンのアナリスト、ジェイミー・ベイカー氏は顧客向けリポートで指摘した。
株価は19日、前日比12.08%安の59.78ドルで終了。下落率は2大航空会社が赤字決算を発表した09年10月21日以来で最大。
原題:United Tumbles as CEO Leaves Wall Street Skeptical of Turnaround
United Air Falls Most in 3 Months as Profit Outlook Disappoints(抜粋)
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