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米国債:下落、仏選挙控え質への逃避が後退-財務長官発言も重し

更新日時

20日の米国債相場は下落。週末のフランス大統領選挙を前に欧州債が総じて下げたことが影響した。ムニューシン米財務長官が大型税制改革を近く提示すると述べたことを受け、米国株とドルは上昇。

  ニューヨーク時間午後5時過ぎ現在、10年債利回りは前日比2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%) 上昇の2.23%。

  欧州債の利回り上昇は、フランス大統領選挙の第1回投票を控えた世論調査でマクロン氏の支持率が上昇したことを反映した。ムニューシン米財務長官がワシントンで発言する間、米国債市場では特に5年債先物の商いが活発だった。

上昇巻き戻し

  4月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数が予想より大きく下げ、先週の新規失業保険申請件数が予想より多かったものの、米国債利回りは前日比より高い水準を維持した。

  米財務省が実施した5年物インフレ連動債(TIPS)入札(発行額160億ドル)では、最高落札利回りがマイナス0.049%となった。応札締め切り時の入札前取引では利回りマイナス0.03%だった。
  
原題:Treasuries Fall as Haven Bid Ebbs Ahead of French Election(抜粋)

(相場を更新し、第4段落以降を加えます.)
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