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米国株:反発、楽観的な見方が再び優勢に-経済指標が予想上回り

更新日時

18日の米国株は反発。一時の下げから持ち直した。ワシントンの政治情勢がなお混乱しているものの、経済統計を受けて米景気に対する楽観的な見方が再び広がった。

  S&P500種株価指数は前日比0.4%高の2365.72。ダウ工業株30種平均は56.09ドル(0.3%)高の20663.02ドル。

  S&P500種業種別11指数のうち電気通信サービスは1.2%高。情報技術は0.6%上昇した。この日下げたのは素材とエネルギーだった。S&P500銘柄の出来高は30日平均を14%上回った。個別銘柄で出来高を集めたのはシスコシステムズやシノプシス、ラルフ・ローレンなど。

  シカゴ・オプション取引所(CBOE)ボラティリティ指数(VIX)は14.7に低下した。ボラティリティーが高かったS&P500種銘柄はウエスタンユニオン、CMSエナジー、ドーバーなど。
  
  フェデラルファンド(FF)金利先物動向によると、連邦公開市場委員会(FOMC)が6月の会合で利上げする確率は98%。

  ロシアが昨年の米大統領選に影響を及ぼした疑惑を巡る米連邦捜査局(FBI)捜査を監督する特別検察官にロバート・ミュラー元FBI長官を任命すると、米司法省が17日発表した。トランプ米大統領のコミーFBI長官解任では政治的な動揺が広がっていた。

  トランプ大統領は捜査を「米史上最大の魔女狩りだ!」とツイートした。

  朝方発表された先週の米新規失業保険申請件数とフィラデルフィア連銀製造業景況指数はいずれも予想より良好だった。

原題:U.S. Stocks Little Moved as Special Counsel Appointed on Russia(抜粋)
U.S. Stocks, Dollar Rebound; Brazil Shares Plunge: Markets Wrap(抜粋)

(相場を更新し、第3段落以降を追記します.)
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