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Photographer: Qilai Shen/Bloomberg
Cojp

世界経済、20年と21年のリセッション入りない-ムーディーズが予測

  • G20全体の成長率は20年に2.6%となり、21年は2.8%に上向くと予想
  • 米は2%やや下回る潜在成長率近辺で安定し中国は着実に減速の公算

格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは、20カ国・地域(G20)全体の2020年の成長率が、年率2.6%と19年と同じペースになるとの見通しを明らかにした。

  G20全体の成長率は21年には2.8%に上向くとみており、同年にかけて世界経済がリセッション(景気後退)入りすることはないと予想している。

  ムーディーズは14日のリポートで、「20年にかけて2大経済大国である米中の減速が続く」と予測。「米国の実質GDP(国内総生産)伸び率は2%をやや下回る潜在成長率近辺で安定する可能性が高い」と分析する一方、「中国は長期的な構造要因の結果として着実な減速が想定される」とした。

  

    原題:Moody’s Doesn’t See Global Economic Recession in 2020 or 2021(抜粋)

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