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ムバダラ、ソフトバンクのファンドに最大150億ドル出資

更新日時
  • ソフバンクのファンドは2-3週間以内に募集を完了する見通し
  • ムバダラは来月に2つのベンチャーキャピタル・ファンドを開始

アブダビ首長国のムバダラ・インベストメントはソフトバンクグループの「ビジョン・ファンド」に最大150億ドル(約1兆7000億円)を出資する計画だ。ムバダラはまた、ハイテク企業に投資する2つの新たなベンチャーキャピタル・ファンドを開始する。

  ソフトバンクのファンドは、約950億ドルの出資金を調達して2ー3週間以内に募集を「完了する」見通しだと、ムバダラ・キャピタルのベンチャーキャピタル責任者、イブラヒム・アジャミ氏が明らかにした。ムバダラ・キャピタルはアブダビ首長国の政府系ファンド(SWF)の投資部門。ムバダラは今後5年にわたり投資する計画だという。

  アジャミ氏は14日のアブダビでのインタビューで、「これは良好な金融リターンを得るための大きなチャンスだ」と指摘。同氏はソフトバンクの孫正義最高経営責任者(CEO)について、「われわれの優先事項は金融リターンだが、同氏の過去30年間の実績をみると、同氏がテクノロジー業界で成し遂げてきたことは他のどの投資家にも不可能だ」と述べた。

  ムバダラは来月、2本のテクノロジー・ベンチャーキャピタル・ファンドを開始し、年間売上高が100万-1000万ドルの企業に投資すると、アジャミ氏は説明。このうち1本をムバダラ自体が運用し、もう1本は外部に運用を委託する。

原題:Mubadala Plans to Invest Up to $15 Billion in SoftBank Fund (1)(抜粋)

(2段落目以降に詳細を追加して更新します.)
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