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NY原油(9日):週間で3週連続安、米国やナイジェリアで生産拡大

9日のニューヨーク原油先物市場でウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は週間ベースで3週連続安。米国やナイジェリア、リビアで生産が拡大しており、石油輸出国機構(OPEC)主導の減産が容易には供給過剰の解消につながらないことが示唆された。

  USバンク・ウェルス・マネジメントの投資担当シニアストラテジスト、ロブ・ヘイワース氏(シアトル在勤)は「通常の状態に早急に戻り、価格が強く上昇すると投機筋は望んでいると思う。問題は需給要因があまり早急には呼応していないことだ。需要がもっと速く拡大し、供給が早急にはけるとの期待が強かったが、実際にはそうなっていない」と述べた。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物7月限は前日比19セント(0.42%)高い1バレル=45.83ドルで終了。週間では3.8%下げた。ロンドンICEの北海ブレント8月限は前日比29セント上げて48.15ドル。

原題:Crude Falls for Third Week as Glut Persists After OPEC Cuts(抜粋)

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