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トランプ大統領がFRB批判-逆イールドに伴うリセッション懸念で

  • 「何も分かっていない」とパウエル議長をツイートであらためて非難
  • 米中貿易戦争受けた経済見通し悪化巡り、自身への批判かわす狙いか

トランプ米大統領は14日のツイートで、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長のことを「何も分かっていない」と批判し、パウエル議長の政策が債券市場に浮上したリセッション(景気後退)接近の兆候の原因だと指摘した。

  株式相場が急落し債券利回りが世界的な景気減速の兆候を示す中、トランプ大統領は、中国との貿易戦争が経済見通しを悪化させているとの批判をかわそうと試みた形だ。

President Trump Departs White House For New York

トランプ大統領

Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

  大統領は「中国は米国の問題ではない。香港の状況は良くないが。米国の問題は米金融当局だ。過去の利上げは幅もスピードも行き過ぎていた」とツイート。米金融当局が他国ほど急ピッチに利下げしていないことで米国は害されているとの批判を繰り返した。

  さらに大統領は別のツイートで、「スプレッド(利回り差)はあまりにも大きく、何も分かっていないパウエル議長とFRBに他国は感謝している。ドイツなど多くの国はゲームに興じている!クレージーな逆イールドカーブ!われわれは簡単に大きな報酬と利益を手に入れるはずなのに、FRBがわれわれの妨げとなっている。われわれは勝つだろう!」と述べた。

原題:Trump Hits Fed Over ‘Crazy Inverted Yield Curve’ as Stocks Fall(抜粋)

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