Photographer: Alex Kraus/Bloomberg
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欧州銀は4万3394人削減を今年発表-全世界の9割、さらに増える恐れ
Nicholas Comfort-
ドイツ銀は1万8000人を22年までに減らす計画を発表
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ウニクレディトも最大1万人削減を検討と関係者、集計に含まれず
経済見通しが陰る状況で、全世界の銀行は今年に入り4万8500人を超える人員削減を公表した。過去5年にわたり利益を浸食してきたマイナス金利の継続に金融機関が身構える欧州では、4万3394人が減らされる予定であり、全体の約9割と縮小傾向が最も顕著だ。
ドイツ銀行は全行員の約2割に相当する1万8000人の削減を2022年までに実施する計画を発表し、リストの筆頭に挙げられる。スペインのサンタンデール銀行や英銀HSBCホールディングス、バークレイズ、仏銀ソシエテ・ジェネラルも数千人規模の合理化を行う。イタリアのウニクレディトも最大1万人の削減を検討していると事情に詳しい複数の関係者が語ったが、それらの数字は今回のグローバルな集計には含まれていない。
総計を開示することなく、縮小を進める銀行もあるため、グローバルな人員削減の総数はさらに増える可能性が高い。今年に入る前に発表されたがまだ完了せず、合理化が進行中というケースもある。
原題:Banks Announced Almost 50,000 Job Cuts This Year, Led by Europe(抜粋)
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