Photographer: Toru Hanai/Bloomberg
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日本の米国債保有残高、中国を抜き外国勢首位に浮上
Sarah McGregor、Katherine Greifeld
更新日時
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日本は219億ドル増の1.12兆ドル、中国は23億ドル増の1.11兆ドル
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日本が外国勢首位となったのは2017年5月以来
米中貿易戦争が激化する中、日本は6月に米国債保有残高で中国を上回り、外国勢首位に浮上した。
米財務省の15日の発表によると、日本の保有残高は219億ドル増加して1兆1200億ドル(約119兆円)と、約2年半ぶりの高水準となった。一方、中国の保有残高は23億ドル増加し1兆1100億ドル。増加は4カ月ぶり。
日本が米国債保有残高で外国勢首位となったのは2017年5月以来。日本は18年10月以降、保有残高をかなり安定したペースで計1000億ドル相当以上増やした。BMOキャピタル・マーケッツによると、世界でマイナス利回りの債券が増える中、米国債の魅力が高まりつつある。米10年債利回りはここ数カ月に16年以来の低水準に急低下したが、日本の10年国債利回りは現在マイナス0.23%。
BMOのストラテジスト、ベン・ジェフリー氏は「日本人投資家から見られる買い注文は、低くてマイナス圏にある世界的利回り環境を浮き彫りにしている」と指摘した。
原題:China Loses Status as U.S.’s Top Foreign Creditor to Japan (1)(抜粋)
(アナリストのコメントやチャートを追加して更新します.)
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